りんご病は保育園に通えるの?発症したら気をつけることは?大人がなると?
りんごのようにほっぺが真っ赤になるりんご病
今年は例年に比べて早い時期から感染が増大しているため、ピークとなる7月頃には大流行する恐れがあるみたいです。 娘が通っている園では、すでに4月に流行。もちろん娘も早々にりんご病に感染しました。
しかし、りんご病って名前は知ってるけど、実際掛かってみると知らないことだらけ。 そこで体験談をもとに、りんご病になったらどんなことを気をつけたらいいかなどまとめてみました。
りんご病は保育園へ通えるの?
りんご病になって一番最初に驚いたことは感染病なのに、保育園や学校に通っても大丈夫なんです。 ほっぺが赤くなっている子が普通に通っていて、なんで登園させてるんだろう?と思っていたんですが 病気の知識があれば納得です。
りんご病の正式名は伝染性紅斑。ヒトパルボウイルスB19というウイルスが原因。
症状は頬がリンゴのように真っ赤になり、手足にもレースカーテンのような赤みが出るのが特徴。 赤みが出る1週間ほど前には微熱や風邪のような症状が出るのですが、実はこの時が一番感染力を持っている状態なんです。
本来であれば、この時期こそ保育園や学校を休ませる必要があるんですが、 現在のところこの時点で感染と診断されることはほぼないです。
りんご病は先ほども説明したとおり、ピークは発疹の症状が出る前。ほっぺが赤く可愛いらしくなってる時には 感染力がなくなってしまい、ほとんどうつる心配がないんです。
感染者のくしゃみや咳から出る唾液などから感染する飛沫感染と、皮膚や手すりなどについたウイルスに触れてうつる接触感染がある。
りんご病の症状が出たら気をつけること
症状が出てピークを過ぎてるからと安心してはいけません。保育園に通わせる時は、先生にりんご病と診断された事を伝え 以下のようなことを注意しましょう。
・運動を控える
・お風呂で長湯しない
・妊婦が多い場所を避ける
外遊びや運動、お風呂などは血流がよくなるため、赤くなっている部分が痒くなることもあるので 発疹が出ている間はできるだけ控えるようにします。
また、あとで詳しく説明しますが、りんご病は大人とくに妊娠初期の妊婦に掛かると大変なことになるので 疑いがある場合や、発疹が出ている間も出来るだけ避けるようにしてください。
りんご病は子供には軽い症状でも大人にうつると大変
りんご病といえば子供が掛かる病気というイメージですが、もちろん大人にも感染します。
大人の場合、子供のようにほっぺが赤くなることは少なく、腕や足に小さな赤い斑点が出てきます。 手首や指、膝や腰の関節部分の痛みが強くなり、発熱や全身倦怠感を伴い ひどい場合は手の指が曲がらなくなったり、階段の上り下りがつらくなることもあります。
妊婦は特に注意
子供や大人がなる場合は命にかかわるほど重症化することはありませんが、 妊娠している方がりんご病になると、お腹の中の赤ちゃんに感染してしまい胎児水腫や最悪の場合、流産する可能性もあります。
保育園や身近でりんご病が流行りだしているようだったら、手洗いやうがいはもちろん、マスクをして予防を徹底してください。 送り迎えで保育園に行かないと行けない場合は、園の外まで迎えに来てもらえないかなど相談してみましょう。